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絶対値を取得する
■はじめに
UiPath Studio の Math クラスの Abs 関数から絶対数を取得する方法を紹介します。
Abs 関数は、指定した数値の絶対数を返します。
指定した数値が正の数値なら正の数値を、負の数値なら正の数値を返します。負を正に変換できます。
Math クラスのメソッドを使用するのに、インスタンス化を行う必要はありません。
VB.Net のメソッドや関数は、代入や条件分岐のアクティビティなどの VB の式を入力する欄で使用することができます。
■関数の引数と戻り値
Abs(数値)
指定された数値の絶対値を返します。
引数「数値型(Int32、Double)」・・・絶対値を取得する数値を指定します。
戻り値の型・・・数値型(Int32、Double)
※返ってくる値の型は、指定した数値の型と同じものが返ってくる。
■解説
指定した数値が1なら1を、-1なら1を返します。
指定した数値を必ず正の数値で返します。
2つの数値の差を取得する時などに使用します。
■使用例
Abs 関数の使用例を紹介します。
絶対値を取得する
変数 d の型は System.Double
変数 i の型は Int32
i = Math.Abs(5) 5
i = Math.Abs(-5) 5
d = Math.Abs(5.5) 5
d = Math.Abs(-5.5) 5
2つの数値の差を取得する
変数 i の型は Int32
変数 i1 の型は Int32
変数 i2 の型は Int32
i1 = 5
i2 = 10
i = Math.Abs(i1 - i2) 5
i = Math.Abs(i2 - i1) 5