更新日： 作成日：
文字列を挿入する
■はじめに
UiPath Studio で VB.Net のメソッドを使って、文字列を挿入する方法を紹介します。
Insert メソッドは、0 ベースのインデックスで指定した文字位置へ文字列を挿入することができます。
VB.Net のメソッドや関数は、代入や条件分岐のアクティビティなどの VB の式を入力する欄で使用することができます。
目次
■メソッド、関数の引数と戻り値
文字列.Insert(開始位置, 挿入文字)
文字列の開始位置へ挿入文字を挿入します。
引数「文字列」 ・・・挿入を行う文字列を指定します。
引数「開始位置」・・・挿入を開始する位置を指定します。
引数「挿入文字」・・・挿入する文字列を指定します。
戻り値の型・・・文字列型（String）
■解説
引数「開始位置」は 0 から始まり、 1 を指定すると1文字目の後ろに文字列が挿入されます。
引数「開始位置」が 0 なら先頭に、引数「文字列」の文字数なら末尾に文字列が挿入されます。
引数「開始位置」が引数「文字列」の文字数を超える場合には、 ArgumentOutOfRangeException のエラーが返ってきます。
■使用例
文字列を挿入する
Insert メソッドの使用例を紹介します。
変数 s の型は String
s = "aaaa".Insert(0, "b") "baaaa"
s = "aaaa".Insert(2, "b") "aabaa"
s = "aaaa".Insert(4, "b") "aaaab"
s = "aaaa".Insert(20, "b") ArgumentOutOfRangeException
手数料の後ろに「"（税込）"」を挿入する
変数 text の型は String
text = "【変動する文字列１】手数料：1000円。【変動する文字列２】"
s = text.Insert(InStr(text, "手数料：") + 2, "（税込）")
"【変動する文字列１】手数料（税込）：1000円。【変動する文字列２】"
